3.11
2011年3月11日14時46分。東日本大震災が発生した日時です。
あれから今日で8年です。早いですね。
私は関西在住で、全く被害はなかったです。
しかし、この出来事は、私に大きな衝撃を与え、自然に対しての人間の無力さを実感させました。
私は当時小学6年生の卒業式前でした。
地震が起こったその瞬間、卒業前ということもあり、学年全体で呑気に鬼ごっこをしていました。十分に遊び終わり、教室に戻ると担任の先生が「関東で大きい地震があったらしいよ。」と言っていたことは覚えています。その口ぶりから、津波はまだ来ていなかったのでしょう。
「日本は地震に強いし大丈夫だろう」と願いつつ、父は東京にいたので不安でたまりませんでした。30分歩いて小学校から帰宅したとき、テレビの映像を見て言葉が出ませんでした。
黒い波が家や車、なんでもかんでも飲み込んでないものにしていく。津波とはこんなに恐ろしいものか、と。しばらくたつと、火事が起こり、原発事故が起こり、、、。人生で初めて、自然の恐ろしさを身をもって感じました。内陸で生活してきた人間なので、津波への意識はほぼなく、始めてみた津波の映像は今でも脳裏に焼き付いています。
当日か翌日に、東京から父がかえって来ました。東京は揺れのみで、父も何の問題もなかったよう。
中学校での新生活への思いを抱きながら、一緒に卒業することがかなわなかった同世代の方がいると心が痛みます。
日本で生活する以上、自分の地域に大地震が起きる可能性はあります。必ず。
昨年、大阪北部地震で震度5強の地震を体験しました。人生で感じた中で一番大きい揺れでした。大きい揺れになると、地面が割れるような音がゴゴゴと響くんです。本当に怖かった。しばらく震えが止まりませんでした。
地震は突然やってきます。寝ているときかもしれません。電車の中かもしれません。学校かもしれない。常日ごろから、今地震が起こったらどのような行動をするか考えながら、生活することが一番の防災だと思います。
この震災のことを忘れず、時には恵みとなり、時には脅威となる自然と向き合いながら、生きていきましょう。